今回の豪雨、避難指示が出ても、避難せずに(できずに)巻き込まれてしまった方がほとんどのようです。
避難しない(できない)理由はいくつかあると思うのですが、
大きなところで、人間には、正常性バイアスという、つまりまだ大丈夫だろう、たぶん大丈夫だろうというという思い込みが働き、行動に移れないということがあるそうです。
これは、過剰に反応してしまうことへの抑制にもなっていて、その面では、良い効果もあるのですが、こういう事態の場合は悪い方向に働いてしまいます。
実は、株式投資もこれと同じような現象が起きています。
そして、これでほとんど人が負けてしまうのです。
例えば、今月初旬に、日経平均は、21500円以下まで値を消しました。
ですが、そこからはリバウンドをして、23000円手前まで戻ってきています。
1.22000円以下になった時点でこれはヤバイと利益確定やロスカットをした人
2.大丈夫だろうとそのまま持ち続けた人
「結果的」には、大丈夫だろうとそのまま持ち続けた人が正解です。
そう、「ほとんどの場合」株式市場は下がるときも上がるときも一気にはいきません。
ですから、大丈夫だろうと持ち続けていても、このようになんとかなることが多いのです。
ですが、この「ほとんどの場合」というのがクセモノで、この「ほとんどの場合」にあてはまらないことが、何年かに一度起きます。
そう、今回の豪雨のように。
そして、「ほとんどの場合」を信じた「ほとんどの人」がこれに巻き込まれて負けていくのです。
そんなに先のことなんて、誰にもわからないのです。
株式市場も天気も、まず避難指示には従うこと
大丈夫ならばそれで良いではないですか。
株式市場の場合には、危険な兆候が見えたら、一度、利益確定やロスカットをする。
そして、大丈夫であれば再度そこから買えば良いのです。
今回の日経平均の場合で言えば、6/14が赤信号のヤバイサイン、
7/6が青信号の再度エントリーサインです。
これらは、チャート分析をしっかりと行っていけば、見て取ることができます。
そんなに難しいことではありませんので、誰でも学べば判るようになります。
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