今夜は、今週のメインイベント、米国FOMCの結果発表です。
利上げが行われるというのが、市場のコンセンサスで、それを見越した、ドル買いが入っていて、相対的に円が売られているので、株価もしっかりというのが、今週の状況ですね。
市場が見ているのは、今回の利上げではなく、その後のパウエル議長会見、また、FOMCメンバーによる今後の利上げ見通し(ドットチャート)と呼ばれるものです。
今年3回と想定されている利上げの回数がもっと増えるのではないか?
そんな期待が、今のドル買いの支えです。
「噂で買って事実で売れ」
昔から、言われている相場格言です。
期待が裏切られるのか
期待通りなのか
期待以上なのか
いつも不思議なのは、
これらを予想して当てることが、株式市場で勝つ為に必要なことだと思っている人たちが、とてつもなく多いということです。
だから、こういうイベントの予想記事というのは、巷にたくさん出回っているし、ウケも良い
だけど、それらはあくまで予想であって、それ以上ではありません。
つまり、「当たるも八卦当たらぬも八卦」です。
当たることもあれば、外れることもあるでしょう。
つまり、五分五分。
総合的にそれでは、儲からないということです。
では、どうすればよいのか
かんたんです。
イベント後に流れが起きればその方向にエントリーしていけばよいのです。
イベントの内容がどうあれ、その後に上がるのか下がるのかは、その時の相場の気分です。
イベント直後は、単なるイベント・ドリブンです。
発表されてすぐにどうこうすることはありません。
日足レベルで考えていけばよいのです。
これがわかっているのかいないのかが、相場でコンスタントに利益を上げていくことができるかできないかにつながります。
相場の上下動に係る理由は、すべて後付であり、大切なことは理由を知ることではなく、どちらに動こうとしているかを読み取ることです。
相場のクセを理解すればさほど難しいことではありません。