株式投資スクール プロフィットラボラトリーの伊東です。
昨日に続いて、株式投資便利帳、今日は、リスク管理についてです。
Q:投資には、リスクがつきもの、だからリスク管理をしなさいと言われますが具体的にどういうことなのでしょうか?
株式投資には、さまざまなリスクが存在しますし、
株に限らず、どんな投資でもそうですが、必ずリスクがついて回ります。
リスク管理というと、とかく難しく考えがちですが、普段の生活に当てはめてみると分かりやすいかと思います。
例えば、道路を渡るときに、みなさんはどうするでしょうか?
信号があれば、赤信号から青信号に変わるのを待つでしょう。
信号がなければ、左右をよく見て、クルマがこないことを確認して、道路を渡るのではないでしょうか?
投資の世界もこれとおなじです。
青信号であれば進む、赤信号であれば止まる、黄色であれば注意するということを行えばよいのです。
では、青信号とはどういうことでしょう。
これは、買いで入ること(もしくは売りで入ること)ができる状態とい
うことです。
赤信号は、買いで入ること(もしくは売りで入ること)出来ない状態、もしくは、手仕舞いをする状態です。
黄色はどちらとも言えない、ですからなにもしないということです。
買う、売る、休むと考えれば良いでしょう。
この判断をするのは、個人投資家はチャートで行うのが、一番近道であると思います。
経済状況や会社業績だとか情報は、あまりに複雑すぎて、個人投資家、特に初心者の方には、非常に難しくなります。
チャートは、いろいろ人の思惑が重なって売買が行われた結果です。
ですから、チャートには、経済状況や会社業績などの、いろいろな情報が織り込まれていると考えることができます。
その場の雰囲気や、周りに左右されることなく、チャートで買いポイントに来れば買い。
そして、利益確定をするポイントを決めましょう。
さらには、自分の思惑に反して逆にいってしまった時の為に、ロスカット(損切り)をするポイントを決めましょう。
このロスカットポイントにきてしまったら、残念ですが、潔くロスカッ
トをすることが大切です。
ロスカットすることによって少しの損失で資金を守ることができます。
資金さえ守ることができれば、また挑戦することができます。
資金がなくなってしまえば強制退場です。大切な資金ですから、しっかりと守りを堅めましょう。
まず、買いや売りで入る前に、ロスカットポイントを決めて、ロスカットの金額を考えてみましょう。
1000円で100株買った銘柄を、100円下がってしまったらチャートでロスカットポイントになるので、ロスカットをするとすると、10000円+手数料の損失になります。
この損失を自分が許容できるのかできないのか、考えてみましょう。
できるのであれば、この株を買うことができます。この損失を許容できないのであれば、この株は買うべきではありません。あきらめて、別の銘柄を探します。
ロスカットを行う金額が決まっているのであれば、そこまでで損失は限
定されているのですから、勇気を持って買い(売り)で入ることができ
るでしょう。
もちろん、利益確定ポイントにきたのであれば、欲を出さずに、確実に利益確定をすることも必要です。
欲や、希望はかぎりありませんが、残念ながら相場は、いつも、貴方が思っているようには、動いてくれるものではありません。
チャートをしっかりと勉強して、買い(売り)ポイント、利益確定ポイント、ロスカットポイントを最初に決めておくこと、これがリスク管理です。
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当内容は、拙書「はじめての株式投資100問100答」からの抜粋記事です。
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