【株式投資便利帳】投資は自己責任って?

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Q:投資は自己責任ということは、わかりますが、どういうことに気をつければよいのでしょうか?

A:ここでは、少し厳しいことを書きましょう。

いま株式投資や為替の世界においては、ネットトレードが主流になり、だれでも簡単に投資の世界に入ることができます。

こんな簡単に儲かっただとか、少数の大きく儲けた人を取り上げて、簡単さだけをクローズアップしている書籍やインターネット上の文書も目につきます。そして、こういうものに騙されてほとんど投資について勉強もせずに、この世界に入ってくる人がほとんどです。

買いかたも、書籍に書いてあった推奨銘柄を買った、証券会社の営業マンに勧められた、インターネットでみつけたとか、自分で検証を行わずに、買ってみるという行為も多いのが事実です。

そして、失敗して、「書いてあった銘柄を買ったのに・・」とか「証券会社の営業マンに勧められて買ったのに・・」などと責任を自分以外のところに転嫁しようとするのです。

損をしたのは、自分の判断能力がなくて、間違いに気がつかなかった、もしくは、間違いだと思ったときに、損切りをして逃げることができなかったということなのです。

株式市場に損をしたくて入ってくる人はいません、だれもが、利益が欲しくて入ってくるのです。

その中で勝ち残る為には、努力は必要なのです。利益を上げる為に、努力するのではなく、簡単に儲けたい、楽して儲けたいという気持ちでは、結局、損をするという結果になるに決まっています。

投資の結果はすべて自分に帰ってくるわけですから、勧められた銘柄であっても、まずは自分で吟味しなくてはいけません。その結果、買えるのか、それとも見送るべきなのかの判断ができるようになることが、必要なのです。

極端な言い方をすれば、投資についての情報は、どんな大企業が出す情報であってもほとんどがウソばかりと思ってかかることが必要でしょう。

まず、投資を行う際には、しっかりと分析することそして結果がでればその結果を自分で受け止めて、失敗したのであれば、なぜ失敗したのか?成功したのであれば、なぜ成功したのかを把握して、次の投資に活かしていく。このサイクルを回すことが必要なのです。そして、自分の投資能力を高めていくこと、これこそが自己責任ということではないでしょうか。

投資能力を高めて、自分で判断して投資をしていく、そして良い結果が自分に帰ってくる。会社での仕事と違い、投資の結果はだれかに取られることもありません、すべてが自分に帰ってきます。取られるのは利益にかかる税金くらいです。

そしてこれは、貴方が一生使える能力になります。

もちろん定年もありません。どうですか?素晴らしいと思いませんか?しっかりと、株式投資について学んで、素晴らしい結果を勝ち取りましょう。

 

 

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当内容は、拙書「はじめての株式投資100問100答」からの抜粋記事です。
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