挟レンジの動きとなった今週でした。
日経平均は、25MAと75MAの間での推移となり、25MAを上抜ける場面も日中には見せますが、これはすべて、日銀のETF買いを期待しての(というかそういう名目での仕掛け)買いが入ったのみで、一日終われば元の木阿弥という状況が続きました。
間違い無く言えることは、上値を買うパワーというのは、全く無いということです。
日銀のETF買いがでて、上がれば、上がったところで売り込まれる。
このパターンです。
初回の700億超の買いの時は、終盤まで値を保たせる効果がありましたが、木曜、金曜と700億円超の買いを連続で入れても、結果はごらんのとおり。
もうすでに、日中値を持たせる効果も無く、単に確定の場を提供しているにすぎない状態になっています。
もともと、日銀買いだけで、相場を盛り上げる効果は無く、そこにいかに他の連中がついてくるか、というのが大切なことなのですが、今はそれすらも、一瞬しか起こらないという状態です。
それでも、なんとか今の位置を保たせるという効果はあったとも言えるのですが、これは単に売り込むだけの材料がなかったということ。
悪材料がでてくれば、日銀買いは全く意味の無い行為になります。
日銀買いは、すでに日中のノイズと化しているので、日中はこのノイズとできるだけ上手く付き合うことをするか、
無視するかです。