トヨタ2021年3月期の純利益を1.4兆円に上方修正

アメリカの大統領選挙は混沌の中、バイデン大統領の誕生ということになったようですが、まだ悪あがきのドタバタがあるかもしれません。

株式市場は、まぁ、いわばアク抜け。
米株は、選挙前にテクニカル的な主要ポイントまで下落した後、反転に転じました。
日本市場もこれにツレて、なぜか無敵の強さを見せて大幅上昇です。

日本企業の決算発表もクライマックスを迎えていて、今週でほぼ出そろいます。

その中でも、トヨタ自動車の2021年3月期の純利益(税引後利益)を1.4兆円に上方修正というのは株式市場にとっては、明るいニュースです

しかしながら、この報道後のトヨタの株価の推移はあまり芳しいものではありませんでした。
発表された数字は、コンセンサスを上回るものであり、全体相場もしっかりとしている中であるにもかかわらず、寂しい動きです。

原因は、為替だと推測されます。
ドル/円は、主に日米の政策の違いにより、ズルズルと円高方向に進んでいて、103円台前半と102円に迫る勢いです。

為替、特にドル/円レートと日本株は概ね相関関係にあります。

しかしながら、これだけ円高方向に進んでいるにもかかわらず、ほぼそれを無視するが如く、日本株全体としては好調で、ご存じのように日経平均株価は、24000円と超えて来ています。

欧州のほうではまたしても病床切迫を迎えているコロナの蔓延、もちろんこれは米国も日本も他人事ではないでしょう。今回の選挙に係る混乱、等々がほとんど株式市場では無視されているというのが現状です。

今週も需給要因から、しっかりとした状態が続くとは思いますが、もうしっぺ返しを心配していく時期だと思います。

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