鉄壁の23500円は崩せるのか?

日本市場(日経平均先物)は23500円を割り込むとすぐに戻す、23750円に近付くと売られるという状態が続いています。

そんなわけでここになにか書くネタもなかなか出てこないのではありますが、いまの相場状況というのは、なかなか理解しがたい状態です。

通常、日本市場は、米株、為替との連動です。

しかしながら、今はこの連動性が極めて薄く、ベンチマークをなににしているのか、というところが見えない状態です。

例えば、昨夜などは、米株も下げ、為替も円高方向に大きく振れという状態ですから、日本市場は、大きく下げても然るべき状態です。

ですが、夜間の225先物でも23500円はキープされ、日中は、それなりに下げて23500円を割り込みましたが、

終値では、23500円を回復です。

これらはその当日の後付け的には、何が影響してうんぬんかんぬんと、いろいろ言われますが、当社有志がデータ化している、ここ数ヶ月の各指標との相関度合いを見ると、非常に相関が低くなっていることがわかります。

こういうカオスなことはあまりなくて、実は攻め方が難しい状態だったりします。

なにが、この日本市場を支えているのか不明ではありますが、
(必ず、日銀買いだとか、年金買いだとか、言い出す人がいますが、厳密には違います)
わかったところで、ふぅぅぅんにしかなりませんの事実を見なくてはいけません。

いまは、23500円を割り込めば買ってくる、かといって、どんどん上を買っていくわけではなく、23750円付近がゴールになっているというのが事実です。

これは、必ずいつかは崩れますが、崩れたときにどう対処するかだけを考えて、この事実に乗るしかない。
というのが、いまの攻め方になります。

結局、株式市場というのは、値動きが事実ですから、特に短期トレードにおいては、それが続いている間はそれに便乗するしかないのです。

大切なことは、便乗しながらも、「いつ崩れても不思議ではない」
と、その為の準備を怠らないことです。

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