【株式投資便利帳】株を持っていると株主なの?1日でも持っていれば良いの?

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たった1株でも、株を持っていれば、その会社の株主ですか?それともたくさん持っていないと、株主として認められないのでしょうか?
買った株を、その日のうちに売ってしまっても株主ですか?

1株でも、100万株でも、その会社の株を持っていれば、持っている人は株主と呼ばれます。
もちろん、持っている株数によって権利に差があります。株主の権利は、二つあり、自益権と共益権と呼ばれます。
簡単に言うと、自益権は、配当や株主優待などを受け取る権利、共益権は、会社の経営に参加できる権利です。
共益権は、持っている株数によって、行使できる範囲が決まっています。つまり、株をたくさん持っている人(大株主)は、重要なことを決定する際には、おおきな権力を発揮できるのです。

では、たった1日でも持っていれば、株主としての権利、配当をもらう権利や株主優待をもらう権利が発生するかというと、そうではありません。

ある日に持っていないとこの権利は、全く発生しないのです。逆に言うと、ある日にさえ持っていればいいとも言えます。

まず、3つの言葉を覚えましょう。

権利確定日・・配当や株主優待などの権利をもらえる権限が確定する日

権利付き最終日
(権利取り日)・・権利確定日の3営業日前に購入しておかなくては権利を得られない日

権利落ち日・・・配当や株主優待などの権利を得た権利付き最終日の翌営業日のこと

配当や株主優待などをもらう為には、権利確定日に株を持っていること
が必要です。

この権利確定日というのは、会社の決算月の最終日です。

つまり、3月決算の会社ならば、3月31日がこれにあたります。

では、3月31日に買えばいいのかというと、そうではありません。株が実際に買った人のもとにいくには、手続き上、3営業日かかります。

ですから、3月31日の3営業日前(3月31日が土曜日や日曜日の場合には、
その前の営業日)に買わなくてはいけません。

この3営業日前のことを権利付き最終日といいます。

その翌日が、権利落ち日と呼ばれ、この日以降は、半年後の権利確定日まで、配当や、株主優待をもらう権利は発生しないことになります。

権利付き最終日に買えば、翌日の権利落ち日に売却してしまっても、配当や、株主優待を貰う権利は発生します。

つまり、権利付き最終日に買い、一晩持っていれば良いわけです。

ですが、通常の場合、翌日、つまり権利落ち日には、理論上、配当分株価は下落します。

ですから、翌日に売却した場合、配当の恩恵は受けられないことがほとんどです。

権利付き最終日は、権利確定日の中2日(祝祭日、休日除く)とおぼえてください。

 

 

 

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当内容は、拙書「はじめての株式投資100問100答」からの抜粋記事です。
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